一時下火になるかと思われた左手デバイス界隈だが、クリエイティブ・配信などゲーム以外の用途で人気を集め、最近ではまた様々なデバイスが登場してきている印象だ。そうした流れを受けてか、最近ではキーボード自体の多機能化も進んでおり、中には左手デバイスを統合したような製品も度々見かけるようになっている。
今回紹介する高機能なキーボード「K1 PRO」もそのひとつで、販売元は文具で有名なキングジムというまさかの取り合わせだ。Stream Deckライクな3つのダイヤルと6つのカスタマイズキーを搭載し、2025年6月末の発売を予定。現在Makuakeにてプロジェクト実施中であり、最安支援価格は11,390円(税込)から。
製品概要

キングジム
キーボード
ハイブリッドキーボード「K1 PRO」

製品名:K1 PRO
最安支援価格:11,390円(税込)から
発売日:2025年6月末予定
プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/greatwork2/
左手デバイスとキーボードを合体した「K1 PRO」
本製品を語る上で欠かせないポイントと言えば、やはりキーボード右側に搭載された3つのダイヤルと6つのカスタマイズキーだろう。通常であればDeledtやPrint Screenなどがあるエリアに、上記のスイッチ類が搭載されており、任意のコマンドや操作を割り当てることができる。

左手デバイス、或いは配信デバイスとして有名なElgatoのStream Deckにもよく似ており、6つのキーはその機能と共に見た目を変えられる点も一緒だ。専用ソフトウェアではココに割り当てる機能やアイコンをパッケージとして配信しているようで、PC操作に慣れない方であっても比較的簡単に設定できそうだ。



ホットスワップにも対応しカスタマイズ性も確保
標準のキースイッチには静音性に優れたHaimu Red Switchを採用。押下圧は30gからスタートし底打ち55gという設定で、一般的な赤軸よりもやや軽めに調整されている。これにより、長時間の作業でも疲れにくい打鍵感を実現したとのこと。
ボタン数は78キーとなっているものの、ベースのレイアウトは英字の87キーだろうか。写真を見る限り配列は素直で、JIS配列では無いものの英字好きなら違和感なく使えそうだ。

また近年流行りのホットスワップにも対応。付属のリムーバーを使用することで、好みのキースイッチに簡単に交換できる。最近では自作キーボードの流行を受けてか、キースイッチの変更も以前と比べ市民権を得た印象がある。キースイッチ自体も購入しやすくなってきているため、こだわり派の方はさらに自分好みにカスタマイズしても良いだろう。

目を惹く特徴と手堅い性能を手ごろな値段でまとめた意欲作
「K1 PRO」はキーボードに、Stream Deckライクなインターフェースを統合するという面白い製品だ。初めはキングジムがキーボードを!?と中々驚いてしまったが、目を惹く特徴を備えつつ、それ以外は手堅い性能でまとまっている。それでいてMakuakeなら11,390円(税込)からと値段も手頃で、キーボード好きからの評価は高そうだ。
クリエイティブワークやビジネスシーンでより効率化を極めたい方、要チェックのキーボードと言えるだろう。
ギャラリー








キングジム
キーボード
ハイブリッドキーボード「K1 PRO」

出典:プロジェクトページ
記事内画像は同ページから抜粋