スマートフォンの充電ケーブルやPC周辺機器の接続ケーブルがひしめき合い、煩雑になりがちな現代のワークスペース。エレコムはこの課題を解決する新製品として、Qi2対応ワイヤレス充電スタンドを搭載した4in1ドッキングステーション「DST-Q040BPGY」を4月下旬より発売する。
基本的に万人向けの便利なアイテムを、手ごろな値段で販売してくれるエレコム。しかし時たま尖ったアイテムも作ってくれる面白いメーカーで、今回の「DST-Q040BPGY」もかなり実験的なアプローチが気になる製品だ。メーカー直販価格は12,980円(税込)。
製品概要

ELECOM
Type-Cドック
4in1ドッキングステーション「DST-Q040BPGY」

製品名:4in1ドッキングステーション「DST-Q040BPGY」
価格:12,980円(税込)
発売時期:2025年4月下旬予定
製品ページ:https://www.elecom.co.jp/products/DST-Q040BPGY.html
高速充電とケーブルレスを実現する充電機能
本製品の大きな特徴は、いわゆるドック、USB type-Cハブの機能を持ちながらQi2規格に対応したワイヤレス充電スタンドを搭載している点だ。

PCの周辺機器であるドックとしては「なぜ?」と思ってしまうような機能だが、実際にはPC周りでスマートフォンを充電する機会も多いはず。特に仕事中であれば、ふいの電話などに対応するため近くに置いている方も多いだろう。そんな時、本製品ならマグネットで固定するだけで最大15WでiPhoneなどを充電可能。またワイヤレス充電なため、席を立つ際にもケーブル抜き差しの手間が不要となる。
加えてスタンドは縦横両方向での設置に対応し、角度調整も可能なため「仕事用のスマートフォンを通知確認用のディスプレイとして設置する」なんて使い方も良さそうだ。
多彩な接続オプションを1台に集約
当然ドックとしての機能も必要十分なものとなっており、USB Power Delivery 65W対応のUSB Type-C ポートを搭載し、一般的なビジネスノートへの給電が可能。加えて側面にはUSB3.2 Gen2(10Gbps)に対応したUSB TypeA ポートとType-Cポートを備えており、マウスやキーボードのほか、ストレージなどの接続にもオススメだ。
また映像出力は4K/60Hz対応のHDMIポートを搭載。DisplayPort Alt Modeに対応した機器であれば、PCやスマートフォンなどの映像を外付けモニターに出力できる。



活かせるかはあなた次第。デスク環境がスッキリするかもしれない実験的なアイテム
4in1ドッキングステーション「DST-Q040BPGY」は、PC用のドックとスマートフォン用の充電器を一つにまとめられる実験的なアイテムだ。コンパクトに折り畳み可能なQi2充電スタンドとノートPCに適したType-Cドックの統合は一見便利そうで、確かに興味はそそられる。
一方で筆者の感覚としては、ドックに接続してスマートフォンを外部出力する需要がどこまであるかは未知数なため、それぞれの機能が独立してしまっている印象だ。あえて連動性を考えるなら、Galaxyシリーズの搭載するDeXモードのように、ドック接続時用のモードを備えたスマートフォンとの接続やiPadなどタブレットとの接続だろうか。ただし、いずれの場合も背面にMagSafeリングを貼る必要が有る他、タブレットの場合は重量面がクリアできるか不明。現段階では用途やシチュエーションがマッチする場合のみ活きる製品となりそうだ。
とはいえスタンド部分はコンパクトに折りたためるため、取材や出張など仕事を絡めた長期の外出時には重宝しそうな製品でもある。コレを読んだ方、あなたならどう活かします?
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ELECOM
Type-Cドック
4in1ドッキングステーション「DST-Q040BPGY」

出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースおよび製品ページから抜粋