ROG Phone 8 Proはゲーム以外も優等生!カメラ性能をメインに、デザインやゲームプレイでの活用シーンを徹底レビュー

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前編に引き続き後編では「ROG Phone 8 Pro」を実際に使用しながら、デザインや強化されたカメラ性能など、ゲーム以外のシーンをメインにその使い勝手や性能についてレビューをお届けしようと思う。

ちなみにこちらの記事では本製品が持つ多くの機能から、一部をピックアップして紹介する形をとっているため、機能をメインに知りたい方は前編であるこちらの記事を参照してほしい。

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それでは前置きはここまでとして、さっそく本編に入っていきたい。

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ROG Phone 8 Pro

目次

シンプルで落ち着いたデザインの「ROG Phone 8 Pro」

まずは大きく変化したデザインから見ていこう。先にも記載した通り、今回onesuite編集部では「ROG Phone 8」シリーズの上から2番目にあたるモデル「ROG Phone 8 Pro」をお借りした。デザインは最上位モデルの「ROG Phone 8 Pro Edition」と同一だ。

カラーは1色展開で、名称は「ファントムブラック」。

名前としてはブラックであるものの背面には艶消し加工が施されているためか、明るいところで見るとダークグレーに近く、イヤホンやデスク周りのアイテムと並べた際にも馴染みがいい絶妙な色合いに仕上がっている。コレまでのメカニカルなデザインとは方向性が異なるため好みは分かれそうだが、こちらの方が好きという方も確実に居るだろう。

ROGPhone8Pro_rear
ワンポイントで走る刀傷のようなラインや左上のROGロゴには艶消しが入っていないため、光が当たった際に鈍く輝く。

実用性も高いライティング機能「AniMe Vision」

さて前編をご覧いただいた方はもうご存知かもしれないが、この背面には「AniMe Vision」というライティング機能が実装されており、本体のバッテリー残量やロゴなどをドットアニメーションで表示することができる。上の写真をみてどこが光るか判別できるだろうか?

正解はここだ。

ROGPhone8Pro_anime-vision1

ライティングをONにすれば明るい場所でもはっきり見えるのに、OFFにするとそこにライトが仕込まれているとは一切わからないほど完全に消える。写真でそう見えているわけではなく、実際に視認が不可能なほど消えるのだ。これは開発時のこだわりの一つだそうで、使用者の“ON”と“OFF”に合わせ、デザインにも変化を持たせられる面白い仕組みだ。

もちろん実用性もちゃんとあり、便利だなと感じたのは充電中などのスマートフォンを使用していない時。筆者はディスプレイを下にして伏せた状態で置くことが多いため、現在の充電状況や簡単な通知が背面で確認できる本製品は非常に相性が良かった。ROG Phone 7 Ulitimateに搭載された「ROG VISION」と比べ、ドットになったことで表現の幅は狭まっているが、面積が広がったことで視認性については向上しており、より通知機能として使いやすくなっている

ROGPhone8Pro_anime-vision2
もし筆者が購入したら自宅では常にONにすることになりそうだ。

ベゼルレスで没入感の高いAMOLED搭載のディスプレイ

一方でディスプレイのある表側は非常にシンプル。ピンホールタイプのフロントカメラが見えるのみで、ベゼルも細くほぼ全面がディスプレイだ。6.78インチの大画面も相まって非常に没入感が高く、加えてAMOLEDを使用していることで発色も良いため、ゲーム画面はもちろん写真や動画を見た際にも美しい。

ゲーム中の快適性を担保する充実のポート・ボタン類

ポートやボタン周りは、従来のROG Phoneシリーズと同じく充実の仕様だ。右側面には一般的な電源・音量ボタンに加え、同シリーズの定番機能であるタッチセンサーでアナログトリガーの動きを再現する「Air Trigger」を両端に搭載。左側面にはUSB Type-Cが用意され、スマートフォンを横向きに持った際に下側からも充電が可能。加えてディスプレイ側から見て底面右側には今や貴重となった3.5mmのイヤホンジャックと、底面左側に縦持ち時用のUSB Type-Cを備える。

デザインは変われど使いやすさは変わらず、アクション・TPS / FPS・レース・音ゲーに至るまでさまざまなゲームを快適にできるよう考えられた設計だ。

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ケース・ACアダプタも標準付属。ROG Phone 8 Proの付属品

続いて付属品をみていこう。ちなみにこの付属品は「ROG Phone 8 Pro」のもので、デザインが共通のPro Editionでは付属品が異なるため注意してほしい。

標準で付属するのはACアダプタケーブルSIM イジェクトピンクリアケースユーザーマ ニュアルの計5点。近年では環境対策の名目のもとACアダプタなどが付属しない製品も増えているため、きっちりついてくるのは嬉しい限り。また個人的には勿体無くて使うのをためらってしまいそうだが、専用ケースが付属しているため購入時に別途ケースを用意しなくて良いのもポイントだろう。

ROGPhone8Pro_accessories

ゲームプレイをより快適にするオプションアクセサリー

レビューをするに当たって、無理を言って本来別売のオプションアクセサリーもお借りしてある。

今回借りたのは、Pro Editionモデルでは標準付属となる外付けクーラー「AeroActive Cooler X」と、スマートフォンに接続することでゲームパッドとして動作するコントローラー「ROG TESSEN MOBILE CONTROLLER」の2つ。使用感ついては後ほど紹介するとして、ここで外観について先にご紹介したい。

コンパクトになっても性能はアップ「AeroActive Cooler X」

ROG Phoneシリーズを紹介するに当たって、外すことはできない要素といえば外付けクーラーのAeroActive Coolerだ。これまでも同シリーズの上位モデルに付属しており、スマートフォンでゲームをする際に問題となる発熱を物理的に解決することで性能アップを図ることができる

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これまでは付属するスマートフォンと同じナンバリングを与えられていたが今回はX。

新型となる「AeroActive Cooler X」は、「ROG Phone 8 Pro」と合わせてかブラックがメインのカラーリング。AeroActive Cooler 7と比べボタン数が減ったためか、かなりスリムになっており重量も軽くなっている。それでいて冷却能力は1.2倍になっているというのだから、進化のほどが凄まじい。

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こちらがROG Phone 7 Ultimateに付属のAeroActive Cooler 7。Xと比べボタン数が多く、その分サイズも大きめ。
※あくまで参考のために持ち出しており、ROG Phone 8シリーズとは互換性がないため注意してほしい。

下の画像で見える大きなマットグレーの部分が冷却チップ。下側にはUSB Type-Cのコネクタが用意され、上下の爪で挟みこむことでスマートフォンと接続する。このコネクタにより、クーラー底面に備えたUSB Type-Cポートやイヤホンジャックから充電・音声の入出力が可能となり、冷却中も周辺機器との接続性を維持できる。

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接続した際の見た目はこんな感じに。スリムになったことでホールド感が減るかと思われたが、実際のところはそんなこともなく非常に握りやすい。またキックスタンドを起こせば横置き型のスタンドとしても使用できるため、別途コントローラーを接続しているときや動画視聴時などにもおすすめだ。

ROG Phone 8シリーズをAllyにできる!?別売ゲームパッド「ROG TESSEN MOBILE CONTROLLER」

あらかじめ断っておくと、こちらはスマートフォンに同梱されているものではなく、オプション品として同時に発表された別売のゲームパッドだ。写真右手に見えるUSB Type-Cコネクタで本体と接続し、左右から挟み込むように固定する。

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「ROG Phone 8 Pro」と接続するとこんな感じに。完全に見た目は携帯ゲーム機のようで、同じくASUS社が販売するハンドヘルドPC「ROG Ally」にそっくりだ。もちろんOSがWindowsであるROG Allyと、Android OSを搭載した「ROG Phone 8」シリーズではプラットフォームが異なるため全く同じという訳にはいかないものの、得られるゲーム体験という意味ではかなり近いものになるだろう。

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またボタン配置としてもROG Allyに近く、XboxやSwitchと同様のアナログパッド配置に加え、背面にカスタマイズ可能なトリガーボタン(M1・M2)が用意されている。この「ROG TESSEN MOBILE CONTROLLER」を装着すれば、スマートフォン(のタッチパネル操作)が苦手とするアクション性の強いゲームであっても快適に遊ぶことができるはずだ。

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デザインについてはここまでとして、次ページでは進化したカメラ性能につい見ていきたい。

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