2025年5月22日、Ankerから新作ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 5」が発売した。国内で150万台の販売実績を出した「Soundcore Liberty 4」の次世代モデルということで、今期の注目ワイヤレスイヤホンと言える。
Soundcore Liberty 4は未だに人気のモデルだが、既に持っているユーザーなら、そろそろ新しいモデルに買い替えたいと感じる人もいるだろう。そこで本製品の性能はどれほどなのか、実機に触れる機会を頂いたのでレポートしていく。
製品概要

Anker
Soundcore
Liberty 5
A3957

製品名:Soundcore Liberty 5
価格:14,990円(税込)
カラー:ミッドナイトブラック、パールホワイト、ディープブルー、アプリコットピンク、シャンパンゴールド
発売日:2025年5月22日
製品ページ:https://www.ankerjapan.com/products/a3957?variant=44919060758689
新たにウルトラノイズキャンセリング3.5やDolby Audioに対応
Liberty 4よりも強力なノイズカット機能「ウルトラノイズキャンセリング3.5」を搭載。実際に試してみたが、1万円台としては実用的な性能だ。Liberty 4を使っていたときに比べて明らかに性能は進化し、車の走行音や人の話し声をしっかりカットできている印象。


ただフィット感の問題かもしれないが、筆者が使ったときは近くの人の話し声が思ったより聴こえたので、そこだけ違和感はあった。まあイヤーピースを変えてみれば、また評価が変わると思う。
ついでに外音取り込みも試したが、これが想像以上にクリアだった。

Liberty 4のときは籠って聴こえたが、Liberty 5は全体的に明瞭になっていたので、外音取り込み性能を求める人は買い替えてもいいだろう。
またDolby Audioに対応し、映画館にいるような立体音響を体験可能。

経験上この手の3Dオーディオは違和感のある音になりがちだが、筆者が聴いた限りでは好印象な音だ。元々が広めのサウンドなのだが、Dolby Audioによってさらに迫力が増し、動画鑑賞が捗りそうだと思った。
Liberty 4やLiberty 4 Proよりも買いなのか?
本製品はLiberty 4 Proの要素を組み込みつつ、明らかにLiberty 4より進化したモデルと言える。ノイズキャンセリング性能と音質、そのほかの機能性も向上しているため、Liberty 4ユーザーは買い替える価値があるだろう。

ただし音質はLiberty 4 Proと比べてドンシャリすぎるというか、低音が強すぎるかも。人によっては聴き疲れしそうだが、それと比べてLiberty 4 Proはバランスが良いため、好みが分かるだろう。

とはいえスクリーン付き充電ケースの有無を除けば、Liberty 4 ProとLiberty 5の機能性は互角レベル。それでいてLiberty 5の方が安価なら、コスパの差は明白ではないだろうか。
いずれにせよ1万円台のワイヤレスイヤホンとしては、優れた音質と機能性が魅力のLiberty 5。カラーバリエーションも豊富なので、日常使いしやすいモデルになりそうだ。




ギャラリー












Anker
Soundcore
Liberty 5
A3957

出展:プレスリリース
記事内画像は製品発表会にて撮影