iPadでデジタルイラストやメモを手書きでする際、よくある静電容量式のタッチペンでは思うように描けないという経験はないだろうか。とはいえ専用品のApple Pencilを用意するには少々金額的なハードルが高い…
そんな悩みを解決するように、約1mmの極細金属製ペン先を持つアクティブタッチペンと、Apple Pencil対応の交換用ペン先がエレコムから2025年6月中旬より発売される。シャープペンシルのような描き心地と高い精度を実現し、普段からiPadでメモを取る人はもちろんイラストやデザインにも便利なアイテムとなりそうだ。
製品概要

エレコム
タッチペン
P-TPACSTAP10WH

製品名:タッチペン(P-TPACSTAP10WH)、交換ペン先(P-TIPAP05)
発売日:2025年6月中旬
価格:タッチペン5,980円(税込)、交換ペン先1,980円(税込)
製品ページ:https://www.elecom.co.jp/products/P-TPACSTAP10WH.html
シャープペンのような描き心地と約1mmの極細ペン先

本製品の最大の特徴は、約1mmの極細ペン先を採用している点だ。一般的な静電容量式のタッチペンよりも細く、ペーパーライクフィルムを使用した場合には、まるでシャープペンシルで描いているような感覚が味わえるとのこと。加えてペン先には摩耗しにくい高感度の銅製素材が採用されているため耐久性に優れ、長期間使用しても安定した描き心地を維持できる。また、ペン先の接地点と実際の描画位置のズレが小さく、デッサンなど細かい作業や精密な描画も思い通りに行える点が魅力だ。
もちろん指でのタッチ操作とは異なり画面を汚さずに操作できるのも利点のひとつで、タッチ操作だけでなく、スライドやスワイプ操作も快適に行うことができるだろう。ただし、画面保護フィルムの種類によっては「操作時にこすれ音が生じたり、ペンの反応が悪くなることがある」とのことなので注意も必要だ。
傾き検知とパームリジェクション機能で快適な描画体験


このタッチペンは、ペンの傾きを検知する機能を搭載。傾き具合によって線の太さを変えることができるため、イラストや手書き文字に自然な表現が可能となる。
また、手のひらが画面に接触した状態でも、ペンを正確に認識して誤動作を防止するパームリジェクション機能も搭載。自然な姿勢で描くことができるため、長時間の使用でも疲れにくい。ただしiPadの画面を傷つけないよう、メーカーでは画面保護フィルムの使用を推奨しているので合わせてチェックしてほしい。

実用性を高める便利な機能の数々


本製品は使い勝手を向上させる機能も充実している。タッチペンの側面にはマグネット面があり、iPadに吸着させて持ち運びや保管ができるため、紛失を防ぐことができる(ただし、iPadに装着するケースによっては、iPad本体のマグネット部分が隠れてしまい、取り付けられない場合があるとのこと)。
また、マグネット面がフラットになっていることでテーブルや床に置いても転がりにくいD型形状を採用。使用していない時の安定感も考慮されている。充電については、USB Type-Cポートを搭載し、約20分でフル充電が可能な急速充電機能を備えている。フル充電で約9時間の連続使用ができるようなので、長時間の作業でも安心して使用できるはずだ。
さらに、4段階に光るLEDランプでバッテリーの残量が一目で分かるようになっており、操作しない状態が5分間続くとオートスリープ機能が働き、電源の消し忘れを防ぐ仕組みになっているので不意にバッテリーが切れてしまう事も少なそうだ。
Apple Pencilにも使える交換用ペン先も同時発売

本製品のペン先は交換式となっており、別売りの交換用ペン先「P-TIPAP05」(2個入り)も同時発売される。この交換用ペン先は、エレコムのタッチペンだけでなく、純正品であるApple Pencil(第1世代・第2世代・USB-C)やApple Pencil Proにも対応している点が特徴だ。
すでにApple Pencilを使っているが、書き心地にこだわりたい人や摩耗が気になっている人も手軽に交換できるので一度試してみてもいいかもしれない。
手書きメモから緻密なイラストまで使えるアイテム
デジタルイラストを描く人や手書きメモを多用する人、そしてApple Pencilユーザーにとっても、より精密な描画体験を提供してくれるアイテムとなりそうだ。
交換用ペン先は特に手軽に試せる価格でもあるので、気になった人はぜひ導入してみてほしい。
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エレコム
タッチペン
P-TPACSTAP10WH

出典:プレスリリース
記事内画像はプレスリリースから抜粋